とた日記

_ しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)(香山 リカ)

著者は精神科医ということもあり物事に対して寛容ですね。0か1か、白か黒かという決着など必要ないし分からなければ分からないでよいというスタンスです。第10章の勝間和代を目指さないは出版社や編集者に書かされた感がありどうでもよいのですが、著者が勝間氏を批判しているようには読み取れませんでした。

ところで、小泉・竹中批判はあったのですが、アレは取材不足ですね。あの政策の諸悪の根源は経団連のボットン便所ですよ。労働者派遣法など企業経営に有利な改革を要求したのです。毎年何10億円もの金を自民党に献金していたんですからね。民主党にも数億円は献金していたようですが。本当に性質が悪いのは自分の企業の目先の利益のことしか頭にない愚か者です。政治家はそれこそ客寄せパンダです。その本質を理解しておかないといけません。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
香山 リカ
幻冬舎
￥ 777