2012-02-26(日) [長年日記]
_ 超円高で震災日本は3年後に復活する(宇野大介)
国債の償還のためには歳出削減を行い,かつ議員には無報酬とは言わないまでも,低い報酬にすべきである.せっかくの税金が国家に奉仕する者への給金,人件費で削られるのはなんとも言いがたい.それでは誰もその職に就かなくなるので仕方ないが,自分の再選のことしか考えないならば,彼らは政治家というより政治屋という表現が相応しかろう. カネ目当てで議員になりたいということになると,大衆受けする目標,マニフェストを掲げ,自分が政治屋という職業に就けることだけを念頭に置いた行動パターンとなる.自分の在任期間中だけ支持率が下がることのないよう,ニコニコして手を振って演説し,勉強もしないで,つつがない人生,余生を送れれば,日本国の将来など知ったことではない,と間接的に叫ばれているようで薄ら寒い. そもそも消費税率の引き上げは最後の最後の選択であって,かつ他国のように食料品には低い税率,もしくはゼロとし,嗜好品,高級品にこそ税率を高くするといった傾斜配分は少なくともあって然るべきであろう.国債発行による財政捻出に傾くものの,金利が上昇しないことを良いことにして,こうした財政議論は表面化することがない.残念な国である.超円高で震災日本は3年後に復活する
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