2009-09-14(月) 晴 安静時心拍数 59 [長年日記]
_ あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将 (角川oneテーマ21)(野村 克也)
兎に角、理由とその説明がクドい程書かれているのですが、選手としても評論家としてもそしてもちろん監督としても実績のある人だけにかなり説得力のある内容でした。
昭和の名将に関しての記述が多々ありますが、私は直に見ていないのでよくわかりません。ただ、1980年代中ころから野球を意識して見るようになり、その頃の内容に関してはなるほどなぁと関心しました。また、野村さんも王さんも長嶋さんも比較的実家の近くに住んでいて、殆ど生で見たことはありませんが、少しは身近に感じていたものです。
しかし、野村さんのID野球というのは練習しても練習してももうこれ以上は向上できない技術的な限界を感じてそれを補うための工夫だというのはすごいものがあります。単にデータを読むのではなく、相手の行動や心理をよく観察して状況に応じた対応をするというのがよくわかりました。