2010-06-17(木) 曇ときどき晴 [長年日記]
_ 新人教育の見学
朝礼という朝の30分の場しか見ていないので言い過ぎになるのかもしれないが、悲惨な現場を見てしまった。スピーチの内容も質問の内容も、そして「先輩社員」の受け答えも無理があるよな。何も無いものを無理矢理捻り出した様なものしか出てこない。それに会社の人事も技術者を雇うのではなくスーツ候補のジェネラリストしか採ってこないってのはね。「早晩滅びる」のいい例だな。
宇都宮にいたころは上司が気を利かせてくれたのかボクに自由にやらせてくれたし、いい意味で根回ししてくれていたのではないかと思う。「あいつの言うことは意味不明かもしれんが我慢して聞いてやれ」的な。そんな配慮を薄々感じ取っていたので、スーツとしての教育ではなく、エンジニアとしての教育を目指してやっていたつもりではあった。そういった理解のある上司というのはうちの会社には片手で数えるくらいしかいないよなぁ。残念ではあるが。
その上司からときどき注意されていたのが「指摘の手厳しさ」だった。言うことはもっともだが核心を突き過ぎて相手がなにも返せなくなり精神的なダメージを与えてしまうことがあるから注意しろという忠告を受けていた。なので今回の新人教育の朝礼の場では言いたいことは山程あったが、ほぼ沈黙を守り通した。ここで社内の物議になってしまうとなんとも後味が悪くなってしまうしなぁ。まぁそれで朝礼当番から外してもらえると逆にありがたいのですが。スーツの教育は一切できないのでね。
スーツ候補のジェネラリスト(笑)です.<br><br>> 言うことはもっともだが核心を突き過ぎて相手がなにも返せなくなり精神的なダメージを与えてしまうことがあるから注意しろ<br>ってのもアレな話ですよね.そもそも仕事でやってるんだから,より多くの/良い指摘が得られるのなら喜びこそすれ「精神的なダメージ」を負うことなんて微塵もないハズなのに.そんなんで心折れるようなヤツばっかりウチの人事は採ってきてるから注意しろってことですかね?
> スーツ候補のジェネラリスト(笑)です.<br><br>君、ウソはいかんよ。<br><br>しかし、人事的にはジェネラリストの方がものすごく優遇されるのは確かだ。ソフトウェアの会社ではなく事務の会社だからもっともではあるが。<br>自分を殺してスーツを演じ切れればそこそこいい会社かもしれん。<br>が、割り切るのにも限界が見えてきて耐えきれなくなってきたようだ。<br>兎に角ニセには疲れた。