2007-02-21(水) 晴 安静時心拍数 59 [長年日記]
_ 秋期情報処理技術者試験の調査
折角の完全定時退社日だったのですが、明日の目標面談を控え事前資料が必要です。しかし、絶賛デスマーチ中につき、事前資料を作る暇など全くありません。文面だけ家で考えて、明日の早朝に捏ち上げるしかありません。さてさて、秋の情報処理技術者試験では何を取得目標として良いかよく分からなかったので試験の性質を調べてみました。
情報技術そのものの深い知識はそれぞれの専門家(いわゆるテクニカルエンジニア)に任せるという姿勢から、問われる技術レベルはそれほど高くない。その反面、基本情報技術者試験やソフトウェア開発技術者試験ではほとんど要求されなかった業務分析や業務知識を扱う問題が前面に出てくる。特に午後問題では、業務知識を備えていないと問題文の読解も困難となる。そのため業務未経験の学生や研究者が合格することはほとんどない。このため、この試験はシステムエンジニアの能力及び業務経験を認定する資格と受け止められている。
だが、実際には同時に行われるシステムアナリストやプロジェクトマネージャを取る方が就職や待遇の面ではるかに有利である。このため、この区分はゼネラリストSEの単なる通過点とみなされている。
また、前述のように技術一本槍では合格が非常に厳しい区分である。この点から、主に理工系の専門教育を受けてきたシステムエンジニア(いわゆる理系SE)はこのあたりからキャリアとしての壁に直面する者もでる。この点を揶揄、皮肉ってシスアナ、プロマネ、アプリ、監査、管理、上級シスアドは文系SE向け試験とか文系SE有利な試験などと言われることもある。
[アプリケーションエンジニア - Wikipediaより引用]
プロジェクトマネージャ(略称プロジェクト、もしくはPM)は、情報処理技術者試験の一区分であるプロジェクトマネージャ試験に合格したものに認定される資格である。この資格が対象とするのは、システム開発計画を円滑に運営する責任者、いわゆるプロジェクトマネージャである。
[プロジェクトマネージャ (資格) - Wikipediaより引用]
システムアナリストは情報処理技術者試験の頂点に君臨する区分と考えられている。これは、有資格者への業界及び企業経営者の評価が極めて高いことにある。
システムアナリストに要求される能力は、情報技術に対する深い知識と経験でなく(無論そうした能力も重要ではあるが)、開発や運用の現場から離れた経営者の視点でシステムを企画・設計し、経営者に説明する能力である。いずれも経営者・経営層と直接交渉する立場の人間として、極めて重大な能力と認知されているものばかりである。こうした能力を持つと認定された合格者は業界でも一目置かれる存在であり、近年の情報システム導入プロジェクトには、企画立案段階で(さらにプロジェクトがスタートした後も)参加する場合が多くなっている。特に公共系システム開発では、入札条件としてシステムアナリストを配置することが義務づけられる場合があることから、事実上の業務独占資格として機能しつつある。
システムアナリストに近い資格としては、中小企業診断士、技術士 (経営工学部門)がある。システムアナリストにはこれらの有資格者が非常に多いことでも知られている。
[システムアナリスト - Wikipediaより引用]
消去法でプロジェクトマネージャ試験(PM)かなと思うのですが、消去法というのが虚しいですなぁ。
今年用の参考書は 情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2007年度版(三好 康之)しか今のところ無いようです。