2007-10-02(火) 曇 安静時心拍数 59 [長年日記]
_ パフォーマンス・コーチング 〜チームの効率を最大限に発揮させるリーダーのスキル〜二日目
今日は実践編です。コーチ役、クライアント役、オブザーバ役と三つの役割を一通り実際にやってみることができたのは良い経験になりました。またコーチ役を都合3回以上やるので場数も多少は踏めて良かったかもしれません。あとはどう活かすかにかかってきます。
_ エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)(ドン・リチャード リソ/ラス ハドソン/Don Richard Riso/Timothy McLean/Russ Hudson/高岡 よし子/ティム マクリーン)
研修で紹介された本です。
_ スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学(吉本 佳生)
スターバックスコーヒーにはあまり興味が無いので2回くらいしか行ったことがないのですが、この本のタイトルには惹かれるものがありました。
私の家の近くに24時間営業のスーパーがあり、店に入ってすぐの棚では、有名飲料メーカーの500mlペットボトル入りのお茶が98円で販売されています。ところが、店の前の自動販売機でも同じお茶が売っていて、その価格は150円です。移動に10秒もかからない場所で98円で売られているお茶が、自動販売機では150円で売られていて、しかも結構売れているようなのです。ともに冷やしてあり、もちろん同じ味です。
同じモノがすぐ近くで異なる価格で売られていて、どちらで買う人もそれなりにいるのはなぜか? 自動販売機で150円で買ってしまう消費者は合理的ではないのか? じつは、150円で買うことが合理的だと思われるケースも多いが、それはなぜか?
本書は、身近な「モノやサービスの価格」について、「消費者の視点」で理解することを目的にした経済の入門書です。しかも、徹底してひとつのコンセプトに絡めて考えます。それは「コスト」です。ただし、かなり広い意味でのコストに注目します。
石油がほとんど採れないはずの日本が、ガソリンや軽油の輸出を大幅に増やしているのはなぜか? どんどん高機能化するデジカメの価格がどんどん安くなるのはなぜか? 100円ショップの安さの秘密はどこにあるのか? といったことも考えます。
もちろん、表題にあるように、スタバのコーヒーの価格についても考えます。じつは、本書の結論は「グランデを買え」というものではありません。こういった本のタイトルは少し大げさなのです(お許しください)。スタバのコーヒーの話は、本書が取り上げているたくさんの話題のひとつにすぎません。スタバのコーヒーに興味がない人でも、身近なモノやサービスの価格に興味があれば、ご一読いただければと願っています。
[Amazon.co.jp: スタバではグランデを買え! —価格と生活の経済学: 本: 吉本 佳生より引用]
目次をちらっと見てみると実はスターバックスコーヒーに関して薀蓄を語っているのではなく、話の一例として取り上げているだけで、価格と消費活動との相関関係を述べた経済の本でした。まずまず面白い。