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とた日記


2007-12-25(火) 曇 安静時心拍数 59 [長年日記]

_ 株式名義書換申請

ナスのために増えていたので申請しました。予想が外れました。

_ 現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件(遠藤 功)

現場の同僚に薦められて読んでみました。

筆者は客観的な第三者として様々な企業と接してきた経験を基に、「何を今更」と思われるような「きわめてありふれた陳腐」なことがとても重要だと言っています。

第1章の「強い現場」とは何か では「強い現場」の説明とそれを裏付ける理由を具体的に述べており、続く第2章で「強い現場」の七つの条件を挙げ、最後の第3章で「強い現場」をどうつくるのかで締め括っています。

第1章で印象に残ったのは広中平祐氏の引用文の箇所です。

「人間は生まれながらにして、湧き出る泉の根源のようなものをもっている。その根源を『湧源』という。機械と違って、人間は総て湧源性をもって生まれる。その湧源性が活性化されているか押しつぶされているかどうかで、能力や生甲斐に差が生まれる。」

一方では

「湧源性の退化した国家では、創造よりも批判が活発になる。」

と指摘しています。これって今の日本そのものだと思います。前からそうかも知れませんが、特に今は正にその色が濃くなっているのではないでしょうか。建設的な議論など皆無に近く、政権を守る、奪うの攻防にしかエネルギーがいっていない気がします。互いに貶しあい、貶すための粗探しに夢中になっています。いたずらに会期を延ばして、血税が垂れ流されています。残念です。話が反れました。

筆者は当たり前のこととして以下の5つをポイントに挙げています。

  1. 結果を出すのは自分たちだという強い自負・誇り・当事者意識を現場が持っている。
  2. 現場が会社の戦略や方針を正しく理解・納得し、自分たちの役割をきちんと認識している。
  3. 結果を出すために、組織の壁を越えて結束・協力し、知恵を出し合う。
  4. 結果が出るまで努力を続け、決して諦めない。
  5. 結果を出しても奢らず、新たな目標に向かってチャレンジしつづける。

これらのポイントを満たすために必要な条件と対策が書かれているので、心当たりのある方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件
遠藤 功
東洋経済新報社
¥ 1,680

_ 原油高対策に2150億円、政府決定

バカか。一部の人しか恩恵に与れないでしょこれじゃ。高すぎるガソリン税を減税するのが筋でしょ。野口悠紀雄氏の本を読みきっていないのでそれを読んでから書きます。

_ section_footer.rbプラグイン導入

JSON library for Rubyが必要とのことで、ベタにmisc/libにjson.rbをコピーしても良かったのですが、それだといろいろと汚くなりそうなのでports/devel/rubygem-json/からインストールしました。gemでインストールしたので以下のように修正が必要です。

% cvs diff
Index: section_footer.rb
===================================================================
RCS file: /cvsroot/tdiary/contrib/plugin/section_footer/plugin/section_footer.rb,v
retrieving revision 1.3
diff -u -r1.3 section_footer.rb
--- section_footer.rb   23 Mar 2007 13:13:12 -0000      1.3
+++ section_footer.rb   25 Dec 2007 12:08:25 -0000
@@ -4,6 +4,7 @@
 # You can redistribute it and/or modify it under GPL2.
 #
 
+require 'rubygems'
 require 'digest/md5'
 require 'open-uri'
 require 'timeout'

_ section_footer.rbプラグインにYahoo!ブックマークを追加

sbm.rbプラグイン並にしたかったのでYahoo!ブックマークを追加してみました。GPLなので弄った箇所をさらしておきます。

# cvs diff section_footer.rb
Index: section_footer.rb
===================================================================
RCS file: /cvsroot/tdiary/contrib/plugin/section_footer/plugin/section_footer.rb,v
retrieving revision 1.3
diff -u -r1.3 section_footer.rb
--- section_footer.rb   23 Mar 2007 13:13:12 -0000      1.3
+++ section_footer.rb   25 Dec 2007 12:53:01 -0000
@@ -4,6 +4,7 @@
 # You can redistribute it and/or modify it under GPL2.
 #
 
+require 'rubygems'
 require 'digest/md5'
 require 'open-uri'
 require 'timeout'
@@ -82,6 +83,9 @@
       # 「このエントリを含む Buzzurl」
       r << add_buzzurl(date, index)
 
+      # 「このエントリを含む Yahoo!ブックマーク」
+      r << add_yahoobm(date, index)
+
       # Permalinkの追加
       r << add_permalink(date, index)
    end
@@ -181,3 +185,9 @@
    return r
 end
 
+def add_yahoobm(date, index)
+   r = " | "
+   r << %Q|<a href="http://bookmarks.yahoo.co.jp/url?url=#{permalink(date, index)}&opener=bm&ei=UTF-8"><img src="http://i.yimg.jp/images/sicons/ybm16.gif" style="border: none;vertical-align: middle;" title="このエントリを含む Yahoo!ブックマーク" alt="このエントリを含む Yahoo!ブックマーク" width="16" height="16" class="icon" /></a>|
+   return r
+end
+

sbm.rbプラグインは休憩します。

_ 見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み(遠藤 功)

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件の続編という位置づけの本。

「見る」と「見える」の意味の違いを明確にし、本当の意味での「見える化」をどう実施していくかということが書かれている。一般的な情報共有では相手が「見よう」という意識をもっていることが前提となっているが、「見える」は相手の意思にかかわらず、事実や問題が目に飛び込んでくる状態のことであると強調している。一見当たり前のようなことを図や事例を交えつつ説明している。

序盤から中盤にかけてはそれらの説明が良く書かれているなぁと思って読み進めていったのですが、中盤以降から事例のオンパレードになっており、カタログを読んでいるような感じになってしまったのはやや残念なところだ。

強烈なインパクトがあったのは日産の例だ。

 日産を再建させたカルロス・ゴーンCEOは、1998年の社長就任時に「透明性」の重要性について社員に次のように語ったと回顧している。
「透明性の保持は企業の義務であり、問題点をすべて俎上に載せなければ解決策は生まれない。日産もたくさんの経営上の障害や問題点を抱えていた。最初にはっきりさせたのは、隠し事をした人物は、その時点で解雇すると全社員に伝えたことだ。企業にとって透明性とは、コストを度外視してでも不可欠なものである」

筆者は「見える化」には4つのバリエーションと5つのカテゴリーがあると言う。

  1. 見える化
  2. 視える化
  3. 診える化
  4. 観える化
  1. 状況の見える化
  2. 顧客の見える化
  3. 知恵の見える化
  4. ヒントの見える化
  5. 経営の見える化

第三章の「よい見える化」を実現するためにが、筆者の結論なのだが、ボリュームが無い。第二章の「見える化」の体系と事例紹介で体力を使い果たしてしまっているように思える。これが先程述べた「カタログを読んでいる感じ」にさせてしまっている気がする。

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
遠藤 功
東洋経済新報社
¥ 1,680

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_ Mail: h-sbt@nifty.com (2007-12-26(水) 19:36)

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