とた日記

_ 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)(酒井穣)

この方の本は読者に対して力強いメッセージを発していて読んでいて何か迫ってくるものを感じますね。人材育成の理論と実践もだいたい分かったような気にはなりましたが、やはり現場に居る立場からすると実践することの難しさは感じますね。特に周囲の人間がやる気が無い状態であったり、やる気があっても業務が忙しくてそれどころでなかったりで教育にかける時間が確保できない場合がよくあります。

それにしても不況だから教育にかける費用までも経費削減対象になってしまうというのは経営者、管理職、人事の人材育成に対する理解度の低さを露呈してしまっているよなぁ。世間向けの発言とは全く逆です。銭勘定しか能のない古狸だから仕方ないかな。

どうでもいい話ではありますが、最後の方になるにつれて会社の宣伝ぽくなってしまっているのが個人的にはちょっと残念かな。それと、ボクへの「道真公の愛」はMAXもらえるんんじゃないかなぁなんてね。

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)
酒井穣
光文社
￥ 777