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とた日記


2007-12-18(火) 晴 安静時心拍数 58 [長年日記]

_ 「総合取引所」解禁・金融審、業務規制緩和を正式決定

うむ。

_ フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)(築山 節)

この本で「フリーズ」とは話の内容がうまく捉えられない、言葉が記憶に残らない、自分の考えを伝えようとしてもまとまらない、単語しか出てこないといったようなボケ症状のことを指している。症状や原因はいろいろあるが根本的な要因は脳を使わなくなってきていることにあるという。周りの人間が良かれと思ってサポートしたことが実は脳の機能を低下させてしまっていることが多々ある。

ボケ予防の方法としては活動をある程度マルチにして、脳の使い方をこまめにチェックすることが必要とのこと。自己満足的な環境で裸の王様状態では危険だそうだ。気を付けよう。

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
築山 節
日本放送出版協会
¥ 693

_ レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)(本田 直之)

本田直之氏の本を ろ読んでいるとオーバーラップする内容が多くてアレです。中谷彰宏メソッドとでも言いましょうか。そういう意味では勝間和代氏もその傾向にありますわな。と言いつつ お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)(勝間 和代) 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法(勝間 和代)を購入済みだったりするのですが。まぁ体裁に関してはどうでもいいことですね。

さて内容に関してですが、労働環境が変化したことによって時間に投資することが有利になると言っています。これは同意です。ダラダラ残業して青天井で残業代など貰えませんからね。限られた時間の中でより大きな成果を出すにはどうすれば良いかを考えることは重要でしょう。

では実際にどうやったら時間資産を生み出すことができるのかということになるのですが、筆者はタッチタイプを覚えることで全体のスループットが向上したという例を挙げています。10から15時間の投資で毎日のルーチンワークが短縮できれば年間で大きな時間が生まれます。あとは必要な物事に対して時間を天引きしてしまうという方法です。そのあまりで余暇を過ごしたり、あまり重要でないことをすれば良いわけです。

筆者は具体的にはカレンダーを用いた俯瞰逆算スケジュールを実践しているようです。持ち歩けるカレンダーが欲しいとp.63で言っていますが、 「超」整理手帳2008(黒) (MouRaピース)(野口 悠紀雄)じゃダメなんでしょうかね。この手の時間管理法であるならば 続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)(野口 悠紀雄)くらいは読んでおいても良いかと思います。私の場合はRemember The MilkとGoogleカレンダーを連動させて俯瞰逆算スケジュール+GTDをやっていて、さらに「超」整理手帳も使っています。実践例は第二章以降で公開されています。

仕組み作り習慣づけは第三章にありますが、あまり目新しいことは書いてありませんでした。

第四章の「Doing More With Less」の哲学は意識を高めるために役に立ちました。第五章は極端な例があるので万人向けでは必ずもないかと思いますが、時には極端で思い切った割り切りや行動も必要という事でしょうかね。第四章と第五章を分ける必要があったかと言えば微妙なところです。

エピローグの他人の時間を尊重するというのは確かに日本人にはあまりない感覚かもしれません。「時間に追われずに成果を上げる生活」の実現に向けて努力したいなぁ。

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)
本田 直之
幻冬舎
¥ 756