2008-10-25(土) 曇 安静時心拍数 61 [長年日記]
_ OBラン一日目
前日の酔いを醒ます為に朝風呂に入り身支度などを済ませ朝飯を喰い、5:42発の電車に間に合うように準備などをしました。1年以上輪行という作業をしていなかったため早めに家を出て駅に向かいました。宇都宮駅西口の交番の脇がちょうど良い輪行ポイントで、そこでやったのですが、意外と順調に輪行作業が進み5:15には終わりました。駅改札付近のコンビニは開いておらず、乗車券も指定席券売機でないと目的地の松井田まで通しで買えないので5:30まで待つことになりました。5:30を過ぎるとみどりの窓口が開き、指定席券売機も稼動開始となる訳です。新幹線が走り出す30分前に合わせているということでしょう。
ひとたび電車に乗り込めば爆睡可能なのですが、今回は両毛線で行くことにしたので小山までは慎重にいかなければなりません。失敗すると大宮とか上野で新幹線に乗る羽目になるのですが、それだと遅刻になる恐れがあります。
小山の乗り換えは大荷物を持った人には堪えます。構内を結構歩きました。早朝から高校生で混雑していましたが、こちらの学校は土曜も授業があるのでしょうか。みなさん勉強熱心ですね。両毛線は端から端まで乗るので爆睡でした。前橋あたりまで殆ど寝っ放しでした。高崎に着くと一旦降ろされるのですが、同じ電車の後2両が切り離されてそのまま横川行きになったので乗り換えが非常に楽でした。最後尾に輪行袋をセットしたところで、W君が乗り込んできて、その数分後にクラシカルなスタイルでK先輩が登場し、3人で一足早く松井田駅に到着しました。
松井田駅に到着すると、何故か長蛇の列。どうやらSuicaが使えないということに気付かなかった登山者が精算するために並んでいたようでした。そんな列を横目にさっさと改札を抜けると駅前には登山者を待つタクシー以外には店も何も無いあまりにも閑散とし過ぎた駅でした。
集合時刻の10時までは時間がたっぷりあったのでゆっくりと輪行袋を解いて自転車を組み、タクシーのうんちゃんと話などをして過ごしました。9:30過ぎに第二陣が到着し、ほぼメンバーすべてが揃い最初の目的地である妙義山方面へ向かいました。某先輩は大切なパーツを落としてしまったそうで引き返して行きましたとさ。
妙義山方面に向かう最初の数キロメートルはほぼ平らなので普通に着いていけましたが、山道になっていくにつれてやや間隔が開いていくようになりました。普通のおじさんが相応しくないロードバイクにのっているからこういうことになる訳でそれなりのトレーニングとまでは言いませんが、運動はしておかなければならないでしょう。
中之嶽神社の前の駐車場に自転車を置き休憩をした後に妙義登山道へと突入です。途中には「かにの横ばい」、「たてばり」、「つるべさがり」といった鎖場があり肝を冷やしました。なんとかこれらの鎖場を抜けると第四石門に到着したのですが、その手前のあずまやで昼食になりました。食事を取りつつも今来た道を戻るとしんどそうだなとかもう二度と来れないかもしれないから上の方まで行っとくかとかいろいろな事を考えてしまいすっかりと年をとってしまったんだという実感が湧いてきました。まぁしかし、折角ここまで来たので大砲岩まで行ってみることにしました。曇ながらそれなりの眺望があり行くだけの甲斐があったというものです。帰りはまたあの鎖場を行くことになるとずっと思っていたのですが、実は回避ルートがあって難を逃れました。どおりであずまや付近で杖を突いた老人がいるのが変だと思っていたのですが、そういうカラクリがあった訳です。
次の目的地は中軽井沢の宿なのですが、碓氷峠を越えることになっていたので今まで稼いでいた標高差はすべてリセットされるというわたくしのような老人には精神的にも肉体的にも極めて厳しいコースでした。途中、坂本ダムやめがね橋を撮影したり、暑いからと言って不リースやシャツを脱いだりつつも休む口実を作っていたのは事実であり、言い訳はしません。本当に足が回らなくなってましたよ。もうだめぽ。碓氷峠に着いた頃には夕暮れも迫っており急速に冷え込んできていました。急いで宿へと向かいます。
宿はロッジありあけでした。着くや否や内風呂へと直行したのですが、これがあまりいくなかった。ボイラーの調子が悪いのか設計が悪いのかは良く分からないのですが、熱水が出たと思いきや急に冷水に変わるという気まぐれな蛇口と格闘している間に冷えていた体がますます冷え切ってしまいました。反対側のはそんなことは無かったようでハズレを引いてしまったということでしょう。そんなこんなで夕食後のあとの宴会兼自己紹介があったようですがそんなことはお構い無しで風邪薬を飲んで寝ました。カメムシ君と。体調を崩すと翌日いろいろな方に迷惑を掛ける羽目になりますからね。