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とた日記


2009-02-12(木) 晴 安静時心拍数 52 [長年日記]

_ Developers Summit 2009 初日 (1)

今日は昼から客先でミーティングがあるのでスーツコスプレで会場に向かいました。目黒駅からタモリのTOKYO坂道美学入門にも登場する行人坂を下ると目黒雅叙園があります。東京共済病院で生まれ、上目黒を何度となく訪れ、目黒寄生虫館にも二度程行ったことがある私にとっちゃここら辺の地理に詳しいのですが、全面改装前の記憶しかなく、中に入ったこともなかったので、改装後の外観を見てびっくり、中に入ってもびっくりで、今本当に金融危機が直撃しているのだろうかと思うほどに優雅な時が流れているかのような錯覚をしてしまいました。

【12-D-1】 クラウドによるソフトウェア開発パラダイムの進化

クラウドコンピューティングの話は興味深いですね。詳細なことはまだまだ勉強不足だし、昼間の仕事では多分無縁なんだろうけれども、学生時代にやっていた研究では役に立つような気がしました。特に巨大分子系にはいいんじゃねぇ?昔は雷が落ちて停電したら折角何か月も計算してきたのが一瞬にしてパァになっていたんですが、クラウドだったらそんな問題は無いでしょう。つい数年前にクラスタリングでどうのこうのという話は聞いていましたが、クラウドコンピューティングに対応したGaussianとかあるのかな?まぁ、今は世に出ていなくても誰かが作っているのでしょうけれども。

【12-C-2】 未来へつながる言語〜ある言語おたくの視点から

これは、冒頭でMatz本人も言っていましたがプログラミング言語の歴史をおさらいして今キテいる言語が何か、今後クル言語は何かを予想するという内容でした。

世界で最初の高級言語であるPlankalklの話は興味深く、1948年に発表されたときに例外処理などの先進的な機能があったというのです。また、つい10年くらい前までは実装がなかったそうです。

天才がいきなりものすごいものを発表するというのもあるかもしれませんが、今まで日の目を見なかったアイディア、概念、技術が環境の変化により再び脚光を浴びるといったケースも大いにあるというのは、時間のアヤといったら良いのでしょうか、面白いものです。

昼間の仕事で14時からミーティングがあるため、ここでデブサミを中座。

_ 喜楽亭@下丸子

下丸子駅の多摩川方面ホームの改札を出て右を向いたところにある定食屋が前から気になっていて、誘ってはみたもののきっぱりと断られたので、一人になった時がチャンスと思い行ってみました。

入り口の引き戸が磨りガラスか単に汚れているかは不明ですが、兎に角、外から店の中の様子が分からず、恐る恐る入りました。すると、結構人が居るではありませんか。そして店の主人というと、料理人というよりは山小屋に泊まりに来ているリタイヤ後のおやじといった感じでした。

店の前にメニューの看板が出ていてそこに書かれていたチキンカツ定食を注文してみました。一人で切り盛りしているのか15分から20分くらい掛かってようやく出てきました。店の外観とは関係なく味は至ってふつー。

_ Developers Summit 2009 初日 (2)

昼間の仕事が片付いたところで再び目黒に戻りデブサミの続き。

【12-A-6】 オブジェクト指向エクササイズのススメ

オブジェクト指向エクササイズではかなり制約のある9つのルールがあるのですが、これってデザインパターンを理解して使っていればそんなに難しいことではない気がしますがどうなんでしょうかね。実践してみないことには良い悪いの判断はできませんね。

結局のところ、 ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション(ThoughtWorks Inc./株式会社オージス総研 オブジェクトの広場編集部)の受け売りのような気がしなくもありませんが、読んだことがないので何とも言えず。まぁ読んでみますかね。

新人教育でこれを実践するというのは酷でしょうかね。オセロなんて作らなくていいからさ。現場に入ってきたときにデザインパターンを理解してくれていると、それなりに力もついているだろうから楽ではあります。が、その前に人材開発なひとたちはこういうのを理解しているんでしょうかね。できもしないくせに新人教育してたらアレなんですが。

【12-C-7】 株式会社はてなの開発戦略

これはなんというか、タイトル間違ってませんか?と言っておきたい。「Gitのすすめ」くらいが適当かと。強いて言うなら最後のほうで、はてな独自のフレームワークを絡めた話がでてきたので、その点に関して言えば開発戦略と言えなくもないとは思いますがね。あと話し方が稚拙というかなんというか。あのような会話で他のエンジニアとコミュニケーションできるのかどうかが気になります。他人様のことは言えないくらい私もコミュニケーション能力が低いとの評価を受けているようですが。もっとも技術力があれば多少コミュニケーション能力に関しては目を瞑ろうという方針で人材採用しているのであれば私にとっても向いた会社であるかもしれませんが、実際のところどうなんでしょうか。まぁ入る気は全くもってないんですがね。

それと、Perlのみではなく、Rubyも使っているのが分かったというのは私にとっては発見だったかもしれません。Perl信者の会社かと思っていたので。

参加予定の【12-A-3】 時を超えたプログラミングの道への道【12-E-5】 難易度の高い超短期開発におけるPM【12-A-4】 Eclipse-Way :分散アジャイル開発のためのプラクティスとその事例は昼間の仕事で出られず。普通に休暇を取ればよかったのかもしれませんが、その案件に関しては未だペーペーなので休みづらく。