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とた日記


2009-02-13(金) 曇 安静時心拍数 52 [長年日記]

_ Developers Summit 2009 最終日

今日はスーツのコスプレではなく、いつものネットカフェ難民スタイルで参戦です。昨日は行人坂を2往復してしまったため疲れてしまい、朝早めに起きたもののもたもたしてしまったため最初のセッションは遅刻気味になってしまいました。

【13-E-1】 システムの見える化〜エンドユーザーの立場から

エンドユーザの立場からどうかは良く分かりませんが、以下のような質問にデータによる裏付けから答える形で説明がありました。

  1. IT投資金額は年々増加している?
  2. 日本のシステムはウォーターフォール法を使うので品質が低い?
  3. 工期が短いと品質が悪くなる?
  4. ユーザ企業のシステム費用は大半が開発費である?
  5. バグの少ないアプリケーション・システムを作ると、保守契約がもらえないので、ベンダーは損をする?
  6. マスコミに報道されるシステム障害のほとんどは、開発時に原因がある?
  7. 業務中断にいたるシステム障害はハードウェアによって引き起こされるものが多い?
  8. 情報産業は残業が多い辛い職場である?
  9. 米国の企業は、基本設計完了後にベンダー委託するので、失敗が少ない。日本のユーザも見習うべきである?

思い込みや先入観により、盲点を突かれることもありかなり参考になりました。

【13-D-2】 FileMakerを使用してビジネス環境の変化に柔軟に対応するシステムを作る

1か月前からマークしていた今日のメインディッシュ。と言ってもFileMakerという文字列しか知らず、中身に関しては全くの無知で、冷やかしと言われてもおかしくない状況で行ってきました。デモを交えて説明していただいたため、FileMakerの使いやすさやが触らずとも伝わってきました。エンドユーザにも開発者にもやさしいソフトのような気がしました。SOHOとか個人事業者なんかには打って付けなんではないでしょうかね。これはあくまでも使いやすさという観点からの個人的な意見で実際はもっと大きな規模でも適用可能なようです。参考: FileMaker Pro 10 および FileMaker Pro 10 Advanced の技術仕様 いや〜、M$のとは違ってこれは良いソフトウェアですねぇ。

【13-C-3】 RIA 開発をとりまく技術の進化と環境の変化

プレゼンテーションがうまいというか見せ方がうまいなぁという記憶しかありません。周辺技術の紹介が殆どだったので殆ど記憶に残ってません。

【13-C-4】 「もう業務はとまらない!オフライン機能を使った業務アプリケーションの実例と最新Curl情報」

オフライン機能といえば何かとGoogle Gearsと連想してしまいますが、Curlはだいぶ前からオフライン機能に対応していたよというのと、佐川急便のe飛伝IIがCurlでできてますという話でした。Curlであれ、Google Gearsであれ、オフライン機能はかなり便利だし、今後の開発でも案件に出てくるかもしれません。

【13-A-5】 CodeZineスペシャルセッション モダン Perl テスト 〜 テストで業務効率改善

モダンPerlはテスト環境という大胆な(?)切り口で語られていたようなセッションでした。後付けのOOが妙に気持ちが悪かったので個人的には10年程た前にPerlから足を洗ってしまい業務では全く使っったことがないのですが、今のPerlってどうなってきているんだか気になってきました。CPANはTTDだと。確かにそのようですね。因みに牧さんは「しーぱん」と言ってました。たしか結構前にCPANをくぱんと読む会のようなものがあったようななかったような。 モダンPerl入門 (CodeZine BOOKS)(牧 大輔)

【13-B-6】 アドビが変えるRIAデザイナー/デベロッパーワークフロー

これははっきり言って自社商品の宣伝でした。Flash Catalystを使えばだとだいぶ便利そうですね。が、デザイナーがプログラミングもできればいいんじゃねぇという気もしてきました。どうでもいいことではありますが、発表者の咳払いの多さが気になりました。

【13-B-7】 「気づき」をみんなで共有しよう! 〜デブサミふりかえり〜

てっきりパネルディスカッションと思い込んでいたのですが、実際に4人1組になって情報交換しつつ今回のデブサミをふりかえるというものでした。これってアジャイルレトロスペクティブズの実践だよなぁと妙に納得しました。人の話を聞いて理解したつもりになっただけではなくてふりかえって整理し、それを実行可能なタスクへと落とし込んで次の行動へ移すことが大事なんじゃないかと思うわけです。そういった点でこのセッションは最後にあってしかるべきです。安井 力さんあまのりょーさんとも二言三言ではありましたが直接お話しすることができました。